また、結婚式において割り切れる偶数は縁起が悪いとタブーにされているため、引き出物も奇数の5点セットが最も多く出回っていますが、一人暮らしだとそんなに使わないし、4人家族だと1つ余ってしまうなどで使いづらいと感じている方も多いはず…
しかも食器はかさばるので保管場所にも困ります。しかし、「いつか使うだろう」と思って仕舞っていても、恐らくそのいつかは訪れることなくずっと仕舞い続ける結果になるでしょう。
捨てるだけなら簡単ですが、高級な食器をゴミにしてしまうのは非常にもったいないです。そこで、使っていない・使うことのない食器は食器買取専門の業者へ売却することをおすすめします。
こちらでは、おすすめの食器買取業者から高く売るコツまでご紹介していますので、食器の処分方法を探している方は是非参考にしてみてください。
不要になった食器を売る場合、売却先の候補として以下の４つが挙げられます。
リサイクルショップ
フリーマーケット
オークションやフリマアプリ
食器買取業者
こちらでは、それぞれで売却する際のメリットとデメリットをご紹介していますので、選択肢の1つとしてご参考ください。
日本の中部地方に位置する岐阜県は内陸県の1つであり、県庁所在地は岐阜市にあります。
県北部が飛騨地方、県南部が美濃地方とされていて、飛騨、美濃それぞれで特色のある県です。
岐阜県の県北部にあった飛騨国は日本の令制国の1つであり、中でも飛騨地方の高山市は飛騨高山と呼ばれ、合掌造りの民家や古い町並み、全国でも屈指の観光スポットとなっています。
最近では人気映画のモデルになった地があるとも言われており、聖地としても注目を集めています。
また奥飛騨温泉郷や下呂温泉などもあるので旅行客の絶えない地域でもあります。
岐阜県の県南部にあった美濃国も令制国の1つであり、1300年以上の歴史を誇る美濃和紙の産地として有名です。
江戸時代の中山道51番目の宿場町にあたる中山道太田宿があり、古い町並みや旧家など江戸と昭和に出会える町として人気の観光スポットとなっています。
岐阜県の食器として紹介されるのが飛騨地方の飛騨春慶、美濃地方の美濃焼です。
どちらも岐阜県の伝統工芸品であり、現代でも食器や美術品としての価値が高いものとなっています。
飛騨地方の高山市で製造されているのが春慶塗の漆器である飛騨春慶です。
その歴史は江戸時代まで遡ります。
良質な木材が持つ木肌の素朴な美しさを感じることができる食器です。
透明感があり、淡黄金色を放つ漆塗りの技法によって飽きの来ない食器として評価されています。
美濃地方の土岐市、多治見市、瑞浪市を中心に作られているのが美濃焼です。
美濃焼や美濃地方の伝統的な食器であり、窯元がない周辺の大垣市などでも美濃焼のおちょこをモデルにしたお菓子などが販売されています。
飛騨地方の飛騨春慶、美濃地方の美濃焼の歴史や産地、魅力などに触れることで、飛騨春慶や美濃焼を普段使いの食器として取り入れることができ、食器によって食卓を彩ることができるようになります。
岐阜県の県庁所在地のある岐阜市、人口2位となっている大垣市などを境に岐阜県は県北部と県南部に分かれています。
県北部を飛騨地方、県南部を美濃地方と呼ぶことも多いのですが、県南部の土岐市・多治見市・瑞浪市で古くから作られている食器が美濃焼です。
普段何気なく使用している食器の中にも美濃焼は多くあり、私達の生活に溶け込んでいる食器と言っても過言ではありません。
というのも美濃焼や有田焼や九谷焼などと並ぶ全国でも有名な陶磁器ですが、食器類の生産量は全国シェアの約60％を占めています。
日本を代表する焼き物と言ってもよいでしょう。
普段何気なく使っている食器の中にも美濃焼は自然に溶け込んでいます。
有田焼や九谷焼など日本では古くから伝統的な材料や技法によって作られ、その伝統を受け継いで今でも作られている陶磁器がありますが、実は岐阜県南部の美濃焼には決まったスタイルがありません。
美濃地方で焼かれた陶磁器であれば美濃焼とされており、代表的なものとしては織部焼や志野焼などがあります。
古くから美濃地方では盛んに陶磁器の生産が行なわれていましたが、昭和になって桃山陶を再現した陶芸家によって美濃焼が注目を集めるようになりました。
1300年以上の歴史を持つ美濃焼ですが、時代に沿って材料や技法なども変化してきたと言えます。
美濃焼を見ることでその時代の時代背景を感じることができるとも言われているほどです。
現代でも岐阜県南部では窯元や作家、量産工場など幅広い食器作りの人たちや工房、工場などが活動をしています。
陶磁器の生産量で日本一のシェアを誇る美濃焼の一大産地となっているのが岐阜県の土岐市では、毎年日本三大陶器まつりの1つである土岐美濃焼まつりが開催されています。
土岐美濃焼まつりは毎年5月のゴールデンウィークに開催されており、300店以上の店舗が破格の値段で陶磁器を販売することから毎年多くの人で賑わいます。
窯元や陶芸家が直売する店舗も多く出店するので、岐阜県の土岐市美濃焼まつりでお気に入りの食器を見つけてみてはいかがでしょうか。
岐阜県の県庁所在地のある岐阜市、岐阜県第二の都市である大垣市よりも上に位置するのが飛騨地方であり、飛騨地方の大部分を占めているのが高山市です。
飛騨高山とも呼ばれ、全国でも人気の観光スポットとして多くの観光客が訪れています。
奥飛騨温泉や下呂温泉などもあり、藁葺き屋根の合掌造りの古民家などを見ることができるスポットもあります。
岐阜県の飛騨地方にある飛騨市は古くから匠の里として、現代でも建築業に従事する人の割合が高いと言われており、奈良時代から高い技術を持っていた飛騨の職人たちは京都などに派遣され、さまざまな歴史的建造物の建築にも携わったと言われています。
万葉集や日本書紀などにも飛騨の職人の仕事ぶりが書かれているほどです。
そしてこれらの技術は食器造りにも活かされています。
岐阜県の飛騨で古くから磨かれてきた技術が受け継がれ、今でも息づいているのが飛騨春慶です。
岐阜県の飛騨春慶は江戸時代の始め頃に高山市にある高山城下で神社や寺作りをしていた大工の棟梁がたまたま打ち割ったサワラの木の美しい木目を発見し、そこから美しいへぎめの盆が作られたことが始まりです。
飛騨春慶は普段使いの食器として、盆だけではなく重箱や茶道具なども盛んに作られています。
盆や重箱、茶道具などは普段使いの食器ではないこともあり、あまり馴染みがないという人も多いのではないでしょうか。
岐阜県の飛騨地方では飛騨春慶は古くから食器として重宝されており、飛騨春慶の最大の特徴は板を立体的に仕上げる曲げの技法です。
この優れた技法によって、さまざまな食器を作ることができます。
製造の過程で、木地の変形を防ぐために十分な自然乾燥の後に形を作り、生漆から独自の製法で透き通った漆を塗ることで飛騨春慶は透明で木肌が持つ美しさをそのまま食器に活かすことができるようになっています。
