『クリストフル』は銀食器の最高級ブランドとして名高いカトラリーです。1830年にフランスの宝石商シャルル・クリストフルによって創業され、以来多くの王侯貴族たちに愛されるブランドに成長しました。 精巧な銀細工で作られたカトラリーは「卓上の芸術品」とも呼ばれており、その美しさと高い品質から、世界中の5つ星ホテルや豪華客船などでも使用されています。 また、特殊なシルバーコーティングが施されていることから3世代にわたって使えると言われており、その耐久性の高さから贈り物にもよく選ばれています。 一度買えば長年使えるため、祖父の代から引き継いできたという場合もあるでしょう。 ですがカトラリーは普段の日本の食卓では使用する機会が少ないため、頂いたものの何年も仕舞いっぱなしになっているケースは多いと思います。 また、クリストフルはシルバー製品のため、長年放置していると変色してしまうこともあります。なので、使うことのないカトラリーは【食器買取専門店】への売却を検討してみてはいかがでしょうか。 なお、スプーンやフォークは直接口を付けるため買い取ってもらえないと思われがちですが、クリストフルは希少な高級ブランド食器であるため、たとえ使用済みであっても全く問題ありません。もちろん未使用品や、4人用などのセットで揃っているものはその分価格が上乗せされます。 逆に一度も使用していなくても、夫婦の名前やイニシャルが刻印されているものは減額か買取不可になるケースがほとんどです。引き出物でよくあるパターンですね。 したがって売却する際は確認のためにも、複数の食器買取専門店で無料査定してもらうことをおすすめします。
クリストフルはフランスの王ルイ・フィリップや、ナポレオン三世も愛用していたことで知られるカトラリーの王様です。 素材は銀の含有率が92.5%の最高級品「スターリングシルバー」の他、メッキの上に厚さ40ミクロンの純銀がコーティングされた「クリストフルシルバー」、高品質なステンレスで作られた「ステンレススチール」があります。 買取価格はスターリングシルバー>クリストフルシルバー>ステンレススチールの順になっており、中でもスターリングシルバーは完全受注生産品のためかなりの高額査定が期待できます。 ちなみに、銀製のカトラリーは王侯貴族が使用していたことから贅沢品のイメージが付きやすいですが、本来はそのような目的ではなく、ヒ素などの毒物に反応すると黒く変色する銀の性質を利用した毒殺防止であったとされています。 今でこそ高級ブランドとして扱われていますが、昔は命を守るために使われていたものだったのですね。 そんなクリストフルのシリーズには多彩なデザイン性があり、特に真珠のネックレスのような小さい粒が施された「パール」は、シンプルでありながらもエレガントな仕上がりであるため、男女ともに人気のシリーズとなっています。 他にも、ロココ様式のデザインで植物模様が施された「マルリー」、リボン柄が華やかな「リュバン」、日本の七宝焼きの技術を取り入れた「タリスマン」、ナポレオン1世の居城マルメゾン城にちなんで名付けられた「マルメゾン」、旧約聖書に登場するエデンの園をモチーフにした「シャルダンエデン」などがあります。 なお、カトラリーは配送時に傷む心配がないことからフリマアプリを利用して売却しようという方も多いでしょう。 しかし、銀は手入れを怠るとすぐに酸化し黒ずんでしまうので、すぐに売らなければどんどん価値が下がってしまいます。その点、食器買取専門店は買い取った後に銀磨きをするため、たとえ黒ずんでいてもあまり査定には響きません。 ですので、クリストフルを売る際は食器買取専門店の無料査定を行ってから、フリマアプリで売るかどうか判断するといいでしょう。