陶磁器買取の場合、食器だと使用済みのものは減額対象になりますが、花瓶や花器はインテリア用品のため、キズやヒビ以外の使用感があっても減額対象にはなりにくいです。 では査定の際にどこが重要視されるかと言うと、まずブランド品かそうでないかです。 高級ブランド食器で有名なマイセンやバカラ、有田焼の人間国宝酒井田柿右衛門の作品などは中古市場でも人気が高く、高価買取が期待できます。 他にも、エミール・ガレやドーム・ナンシーなどの西洋アンティーク花瓶は、希少価値が高いことに加えて古美術品としての価値も含むため、何十万円もの価格が付くこともあります。 そのため、こういった価値のある花瓶や花器は、陶磁器専門の買取業者で鑑定してもらうことをおすすめします。 尚、スーパーで売っているような安価な花瓶は中古の需要がないのでどこも買取不可です。しかし大きさによっては処分にも費用がかかるので、こういった物はジモティーなどの送料が必要ないフリマアプリを利用して売却すると良いでしょう。
花瓶や花器は日常的に使う物ではないうえ、欲しいと思う人が限定されるのでブランド洋食器のように大まかな買取相場を算出しにくいです。 そのため、花瓶や花器の買取相場を知りたい場合は、陶磁器買取業者の無料査定を利用し、数社から見積もりを取った後平均を調べるのが最も正確な方法でしょう。 ちなみにこの時、花瓶が収められていた共箱が残っているならば、必ず一緒に出してください。陶磁器はWebからの写真だけでも結構正確に査定できますが、共箱があればさらに詳しく査定できますので、より実物に近い査定額が表示できます。 また、共箱自体が鑑定書の役割を果たしているので、元の査定額に上乗せしてもらえる可能性もあります。
花瓶は花を生ける時以外は不要なアイテムに思えますが、おしゃれなデザインの花瓶は花が無くてもそれだけでインテリアの一部となります。 こちらでは、そんなおしゃれで人気の高いブランド花瓶をご紹介していきます。 イッタライッタラはフィンランドを代表する陶磁器やガラスのブランドメーカーです。シンプルで使いやすい食器や、鳥の形をしたガラスの置物のイッタラバードが有名です。 イッタラの花瓶はフィンランドの湖をモチーフにした、非常に独創的な形をしているのですが、それがかえってバランス良く花を生けることができます。 ケーラーケーラーは1839年にデンマークで創業された陶器メーカーです。100年以上の歴史を誇る老舗ブランドですが、そのデザインセンスは現代的であり、可愛らしい見た目の中にも上品さと美しさを秘めています。 特にボーダー柄のポップなデザインの「オマジオ」は、北欧雑貨好きの女性に人気です。 バカラバカラはフランスを代表するクリスタルガラスのメーカーで、日本でも人気が高くデザイングラスは引き出物の定番となっています。 その洗練されたデザインは花瓶でも損なわれておらず、花を生ければより一層輝きを増します。 ホルムガードホルムガードはデンマークの王室御用達のガラスブランドメーカーです。 中でも「フローラ」という花瓶は、広くて安定感のある底部と、キュッと締まった上部が独特な雰囲気を演出しており、シンプルながらもおしゃれな印象を与えてくれます。 ローゼンダールローゼンダールはドイツの陶磁器メーカーで、アーティスティックなデザインからエレガントなデザインまで豊富に展開されています。 花を生けなくてもそれだけで充分インテリアとして映えますので、新築祝いによく選ばれています。
花瓶は一度購入すると長年使用するアイテムのため、経年劣化でひび割れが発生することもあります。 そうなると高級ブランドや名窯の花瓶でも価値が失われてしまいますので、不要になった花瓶や花器はなるべく早く売るようにしましょう。 尚、大きいサイズの花瓶は持ち運ぶのが大変ですし、配送だと途中で割れてしまう危険も伴うため、できれば出張買取を利用するのがおすすめです。