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有田焼とは

有田焼は佐賀県有田町周辺で焼かれた磁器の総称です。有田焼は17世紀初頭、朝鮮人陶工李参平らによって泉山で陶石が発見されたのがきっかけで誕生し、日本における磁器の起源ともなっています。
実はかの有名な伊万里焼も有田焼の一部で、17世紀後半に東インド会社へ輸出するのに利用していた港が伊万里にあることから、伊万里焼とも呼ばれるようになりました。

有田焼はその芸術性の高さからヨーロッパなどの海外でも高く評価され、宮殿を飾る和食器としてパリ万博でも評判となりました。

磁器である有田焼は薄くて軽い仕上がりですが、1300度の高温で長い時間をかけて焼成されているため、しっかりとした硬さがある丈夫な和食器となっています。
他の焼き物に比べると耐久力もあり、ツルツルとした触り心地が特徴です。

有田焼の原料は泉山でとれた陶石の他にも天草下島でとれた陶石が用いられており、この二つの陶石の大きな特徴は強度が強く美しい焼き上がりになるということです。
焼き物は陶石や粘土を主材料とし、そこに他の土を混ぜ合わせて焼き上げることが一般的ですが、泉山陶石と天草陶石はその特徴から単独で磁器を焼き上げることができます。
これは世界的にもこの二つのみといわれるほど希少なもので、そのような陶石がとれるような場所に恵まれていたことも磁器が発祥する要因なのでしょう。

泉山陶石と天草陶石で製造された有田焼の特徴としてもう一つ上げられるのが、その白さです。
ヨーロッパの貴族階級から「白い金」と評されるほどの透き通るような白さは絵柄をのせるのにも最適で、絵付けの美しさも人気の一つです。

有田焼には大きく分けて「古伊万里」「柿右衛門」「鍋島」の3様式がありますが、どれもその絵付けの美しさと豪華絢爛さからヨーロッパ陶器に大きな影響を与えたとされています。

実際に有田焼の影響を受けて生まれた海外の陶器は多く、ドイツのマイセンなどは熱心な有田焼コレクターであるザクセン候アウグスト二世の命がきっかけで生まれました。
マイセンは1979年に有田町と姉妹提携も結んでいるのです。

有田焼を高く売るには?

歴史的価値ある作品が多い有田焼は種類も豊富なため、多くの買取店で積極的に買い取られています。
価値ある有田焼はもちろんどのお店でも高い買取価格が期待できますが、有田焼はそのような高級なものばかりではありません。
多くの人に幅広く愛された磁器ですので、海外への輸出用や大名などへの献上品以外にも、庶民向けに作られた和食器が数多く存在します。
そういった庶民向けの茶碗、お皿や料亭や旅館で使われているような高級和食器としての有田焼でももちろん価値はあるため、買取価格は多少低くなりますが多くの買取専門店で買取対象となっているでしょう。

でも、このように価値が大きくわかれる有田焼だからこそ鑑定・査定が難しい面もあります。
有田焼についての知識、実績が伴った鑑定士でないと真の価値がわからない作品なども当然あるため、買取店選びには慎重を期しましょう。
多くのお店で買取対象となっているのが利点ではありますが、お店選びを間違えば実力のない鑑定士が在籍する買取店で安く売ってしまって後々後悔することも…

売る側もある程度の知識を持っておいた方が査定額を見た時に判断できて安心ですので、有田焼の特徴、高価買取が期待できる有名な3様式について簡単にご紹介します。


有田焼といえばその白い色に映える美しい絵付けが特徴ですが、この絵付けには「古伊万里」「柿右衛門」「鍋島」の3様式があります。
「古伊万里」は江戸時代に焼かれた特に古い伊万里焼のことを指し、赤や金などを贅沢に使った色鮮やかなものです。豪華な絵柄が特徴で輸入用としても多数製造され、古いものであればその価値も非常に高く、買取価格も高価になります。
「柿右衛門」は乳白色の生地に上品な赤色で絵付けをし、余白を活かした模様が特徴です。
「柿右衛門」の作品は「作家物」と「窯物」にわかれ、代によっても価値は変わりますが、どれも人気作品ですので高価な買取価格が期できるでしょう。
「鍋島」は17~19世紀に鍋島藩直営の御用窯で作られた献上・贈答用のもので、最高級品ばかりなのが特徴です。
価値ある作品ですので買取価格はもちろん期待できますが、「鍋島」は質が低いものがあるため注意が必要です。
「鍋島」の中でも「色鍋島」と呼ばれるものは特に格調高く人気なものですので、買取価格もさらに期待できます。

高く売れる有田焼とは

有田焼には有名作家や窯元で価値が変わり、中にはびっくりするほど高い金額が付く希少品もあります。
多くの買取店での買取情報をもとに、特に高く買取られている作品をいくつかご紹介しましょう。

酒井田柿右衛門

江戸自体初期から続く有田の柿右衛門窯は磁器界の中でも非常に有名です。酒井田柿右衛門の名は15代まで続き、14代は人間国宝に認定されています。
柿右衛門窯でしか作れないといわれる濁手という手法で作られた磁器はどの白磁とも異なる濁った白い色で、その独特さから多くの人々を魅了しました。
濁手の手法を復活させた12代、13代、14代、そして当代の15代作品人気が高いため、有田焼の中でも特に高額な値段で買い取られるでしょう。

今泉今右衛門

焼き物の三右衛門の一つであり、鍋島焼の技法と伝統を復興させた名門です。
今右衛門の色絵磁器は江戸時代より続く色鍋島の伝統で、現代に至るまでその高い品格と高度な技術を伝えています。
12代目からは現代的なデザインも取り入れるようになり、国の重要無形文化財「色鍋島」の保持者としての認定を受けました。
今泉今右衛門が生み出す色は他に類を見ないほど美しく、伝統の赤絵技術は代を重ねるごとに洗練されており、どの代も高い人気を誇ります。

サントリーボトルコレクション

サントリーでは「スペシャルボトルコレクション」という焼き物で作られたボトルコレクションを数量限定で発売しています。
「ウイスキーとやきものの出会い」をコンセプトにした様々なスペシャルボトルがあり、中には人間国宝とコラボしたものも。
有田焼や九谷焼の名匠たちによって描かれた美しいデザインのボトルは、数量限定ということもありコレクターからは大人気です。
生産数は年度によって異なるため、買取価格も発売年とボトルによって評価が変わりますが、どれも高い査定価格が期待できるでしょう。
記念に購入して家で眠っているというご家庭もあるのではないでしょうか?