エルメスは、言わずと知れたファッションブランドです。しかし、その始まりは馬具を製造する工房でした。ブランドロゴに馬車が使われているのも、そういった歴史があるからです。時代の移り変わりと共に様々な商品を開発・販売してきたエルメスは、テーブルウェア業界にも進出します。洗練されたデザインはテーブルウェアでも惜しみなく発揮され、瞬く間に人気を集めていきました。 人気のシリーズには、蓮の葉をモチーフにした「ナイル」、様々な動物が描かれている「アフリカ」、燃えるような赤色の幾何学模様が印象的な「ガダルキヴィール」、中南米に生息するオオハシが描かれた「トゥカン」、エルメスの同名のアクセサリーをモチーフにした「シェーヌダンクル」などがあります。 エルメスと聞くと何となく値段が高いイメージがありますが、食器に関しては比較的に手に取りやすい価格のため、贈り物に選ばれる方も多いです。しかし、奇抜なデザインなどもあるため、好みに合わず一度も使っていないという声もよく聞きます。そのように、眠っている食器がある場合は【食器買取専門店】での売却をおすすめします。価値に見合った金額で買い取りしてくれますし、梱包なども全て任せておけばいいので、安心して取り引きができます。ただし、中にはハズレのお店もあるので、ベストなお店を見つけるまでは、何店舗かで査定して比べるのがポイントです。
初代ティエリ・エルメスは、裕福ではない暮らしの中で両親も兄弟も亡くし、生計を立てるため当時頻繁に使われていた馬車に目を付けます。馬具工房で技術を身につけ磨き上げたティエリは、工房長からの後押しもあって高級馬具の工房を開きます。こうしてエルメスは誕生しました。 高度な技術や美しい装飾は高い評価を受けていましたが、時代は馬車から自動車へと移り変わり、受注が減少していきます。しかし、二代目シャルル・エミール・エルメスは先見の明を持っていたため、馬具製造技術をバッグや財布に活用していきました。代が変わる度に事業を拡大し成長していったエルメスは、1984年に遂にテーブルウェアに進出します。 エルメスのテーブルウェアの歴史はまだ浅いですが、創業時からの理念と技術がきっちりと受け継がれているので、人々の心を掴むのに時間は掛かりませんでした。代表的なシリーズは下記の通りです。 エルメスの香水にも同じデザインが使われている「ナイル」シリーズ。エジプトでは神聖なものとして扱われてきた蓮の葉を柔らかな色使いで描いた、シンプルで使いやすいデザインが人気のシリーズです。 サバンナの動物のゾウ・キリン・チーターなどが描かれた「アフリカ」シリーズは、定番のグリーンの他、夕焼けをイメージしたアフリカブラウンシリーズも人気があります。 スペインの川の名前が由来の「ガダルキヴィール」シリーズは、赤色の幾何学模様がハートにも見えることから結婚の記念品としても人気で、カラーは他にもブラック・ゴールド・プラチナがあります。また、このシリーズには刻印部分に職人ごとに違うマークが入れられており、コレクター欲をそそられるシリーズでもあります。 人気シリーズは、箱付きや未使用品であれば高価買取も見込めます。ご不要の際は、お近くの食器買取専門店で売ることをおすすめします。