業者選びが1円でも高く売る最大の秘訣!
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萩焼買取は買取専門業者がおすすめな理由

萩焼は茶碗や水指といった茶道具が多く、茶人からは「一楽、二萩、三唐津」と呼ばれるほど評価の高い陶器です。
使えば使うほど器の色に味がでる「七化け」というのも萩焼を人気づける特徴の一つで、日本を代表する陶芸品として多くの愛好家に長年愛されています。
萩焼はたくさんの名工に恵まれた和食器なので、作品によってはとても高額な鑑定価格が付くことも珍しくありません。
作家物として価値が判断される萩焼は、作られた時期や作品の完成度、作家によっても価値が上下するものですので、適切な鑑定価格を付けるにはそれ相応の鑑定眼と実績が備わっている必要があります。

萩焼は茶碗や食器単体でも作品によってはそれなりの買取価格が付きますが、茶器のセットや銘が書かれた箱が付いている、などの付属品を含めたしっかりした状態のものだとより買取価格も高くなります。
また、陶磁器は古いものである方が評価が高いことが多いため、江戸時代あたりに作られたものだと買取価格も高くなるでしょう。

萩焼の場合は作者によっても価値が変わるため、例え最近のものであっても人間国宝や人気作家の作品であれば査定額はアップします。
古くから人気のある陶磁器ですので、中には贋作が混じっている場合があります。
作家名や窯が判明している作品であっても本物であるかどうかが高額買取の分かれ目となりますので、注意しましょう。

萩焼の買取価格は作家名が分からない物であっても状態が良ければ1万から数万ほどの査定額が付きます。
有名作家や人間国宝作で状態も良く、箱などの付属品もしっかりついた状態であれば百万を超すことも少なくありません。

そのため、オークションや質屋、個人売買で売却するのはリスクが高く、本当に高く売りたいのであれば食器買取専門店を利用することが最善です。
和食器の知識が乏しい買取業者を選んでしまうと、本来高い査定額が付くはずの萩焼であっても安い価格しか提示されないことや、ただの和食器だと判断して買取してくれないところもあります。
高級ブランドの食器などと比べると鑑定も難しいため、食器買取業者もさらに厳選して選ぶことが少しでも高く売るポイントとなります。

萩焼の歴史

萩焼は山口県萩市で焼成された陶器で、萩市だけでなく長門市や山口市にも窯元があります。
萩焼と呼ばれるようになったのは明治以降で、それまでは地名から取って「松本焼」「深川萩」と呼ばれていました。
「松本焼」は「坂」「三輪」「林」、「深川萩」は「坂倉」「倉崎」「赤川」と3つの窯によって分けられていました。

萩焼の歴史は1604年(慶長9年)に藩主毛利輝元が朝鮮人陶工の李勺光(山村家、後の坂倉家)、李敬(坂家)兄弟に命じて作らせたのが始まりとされています。そのため、初期のものは高麗茶碗に似た手法、形状で作られていました。
この初期の頃に作れた坂家の三代までの作品は「古萩」と呼ばれ、萩焼の黄金時代ともいわれています。
大道士(白くてきめ細かい陶土)が使用されておらず、枇杷色釉や白萩釉が使用されている「古萩」は、萩焼の中でも特に人気のため高額で取引されています。

江戸時代から藩の手厚い保護を受けていましたが、明治維新の西洋化の風潮によって窯元がどんどん消滅していくようになりました。
休雪が休雪白と呼ばれる独特の作風で萩焼を中興させるなか、日本の伝統文化の再評価により茶の湯ブームが巻き起こります。
そんなさなかに十二代坂倉新兵衛が茶道流派である表千家に入門し、萩焼と茶の湯を結び付けて萩焼を全国に広めました。

この頃から萩焼は「一楽、二萩、三唐津」と呼ばれるほどのブランドイメージを確立し始めるのです。

その後萩焼の技術は高く評価され、十二代坂倉新兵衛や三輪休和(十代三輪休雪)、三輪壽雪(十一代三輪休雪)が人間国宝(無形文化財保持者)として認定されました。

2002年には国の伝統的工芸品にも指定されています。

萩焼の特徴、代表作

茶道具や煎茶具の多い萩焼には2つの大きな魅力があります。
一つは釉薬を施すことによって生じる、「貫入」と呼ばれる表面の細かなヒビです。「貫入」は使い込むほど増えたり、茶の色が染みこんだりするため、陶器ならでは味わいとして高く評価されています。
もう一つは上述したような使い込むことによって器の景色が変わる「七化け」です。使い込まれた萩焼は枯れたような風合いへと変化し、その景色が茶道における詫び寂びを感じさせます。

萩焼は素地の色を活かす地味な見た目をしていますが、ざっくりとした荒い陶土を利用したことによる柔らかな風合いが愛されている特徴です。

萩焼は歴史ある陶磁器ですので、たくさんの作家によって素晴らしい作品が生み出されています。
数ある萩焼の中でも、特に買取額の高い人気作家をご紹介しましょう。


三輪休雪

江戸時代から続く名門陶家で、三輪窯の当主が大体「休雪」の名を継承しています。
坂高麗左衛門の坂窯と共に萩藩の御用窯を務めたことでも有名です。
十二代まで続く長い歴史で、近代に至るまで独特の作風で多くの名作を生み出しています。
落ち着いた風情ある作品はもちろん、近代では「ハイヒールシリーズ」「龍神伝説」のような迫力ある作品も作られています。
三輪休和(十代三輪休雪)、三輪壽雪(十一代三輪休雪)がともに人間国宝の認定を受けており、本物で状態が良いものであれば百万円以上の価値が付くこともあります。
人間国宝作のものについては価値が非常に高いため、贋作が流通している事にも注意しましょう。
代表作は「鬼萩花冠高台茶碗 銘 命の開花」「鬼萩茶碗割高台」などがあります。


坂高麗左衛門

窯元は萩焼を始めた李敬を初代とする坂窯で、萩藩の御用窯を務め、今に至るまで萩焼の本流を長く受け継いできた由緒ある家柄です。
代によって買取価格は異なりますが、歴史ある名工であるため萩焼の中でも高額な査定価格がつくことが多く、積極的に買い取られています。
相場価格は大体数万円~数十万円となっています。
基本的に数万円の範囲で買い取られることが多いため、少しでも高く売りたい場合は信頼できる買取業者で売ることをオススメします。
代表作には「萩 鬼手筒茶碗」、「萩井戸形茶碗」などがあります。


坂倉新兵衛

萩焼の始まりである李勺光の系譜を受け継ぐ伝統ある陶家です。
萩焼の伝統を守りながらも時代に合わせた変化が加えられ、近代的な作品でも多くの人を魅了し続けていることで有名です。
坂倉新兵衛は現在十五代まで続いていますが、長い歴史の中で最も名を挙げたのが十二代坂倉新兵衛です。
明治維新によって減少傾向にあった萩焼を再興し、茶道具の一ブランドとして萩焼の名を全国に広めたことから萩焼の「中興の祖」ともいわれています。
選択無形民俗文化財としても認定されている十二代坂倉新兵衛の作品はもちろん、現在の十五代坂倉新兵衛の作品は国際的な評価も高いため、買取価格も高くなっています。
代表作には「萩 夜学蓋置」、「灰被花器 朝顔」などがあります。