洋食器は日常生活において欠かせないアイテムです。マイセンなどの高級ブランド品から100円ショップの物まで価格帯が広く、普段使用している食器は全て洋食器という方もいるのではないでしょうか。 また、その使いやすさから引き出物や贈り物にも人気で、お祝いに高級ブランドのティーセットを頂いたという方も沢山いると思います。 そんな日常使いに便利な洋食器ですが、おかげで度々購入してしまい、気がつけば何年も使っていない洋食器がいくつも棚に眠っているというケースもあるでしょう。 そうなると新しい食器が入れにくくなりますし、引っ越しの時にかなり面倒になるので、不要だと感じた洋食器は思い切って処分することをおすすめします。 とはいっても、燃えないゴミとして処分するのではありません。洋食器は使い勝手の良い食器のため、たとえ使用済みであっても売ることができるのです。特に高級ブランドのアンティーク食器であれば、中古でも価値が下がることはないので高価買取が期待できます。 では一体どこに売ればいいのかと言うと、まず未使用・箱付きのブランド洋食器であればリサイクルショップ、オークションサイトやフリマアプリ、食器買取業者どこでも買い取ってもらえます。 ですが、使用済み・箱なしとなると途端に幅が狭まり、リサイクルショップでは買取不可。オークションサイトやフリマアプリでも価格をかなり下げないと売れにくくなります。 特に最近はメルカリから売却する人が増えており、新品同様のものが多数出品されています。そのため、中古品は価格や送料でお得感を出さなければならず、希望価格ですぐに売ることは難しいでしょう。 尚、食器買取業者もリサイクルショップと同様ではありますが、こちらは使用済みであっても査定額が下がらないケースがほとんどです。もちろん未使用・箱付きの方が高く売れますが、そうでないからといって買取不可になることはありません。 ですので、ブランド洋食器を売る場合はまず、食器買取業者の無料査定を利用して見積もりを取りましょう。この時、箱が残っているならば処分せずに一緒に出してください。それだけで査定額はアップします。 そして納得できる査定額になったものだけを出張買取で買い取ってもらい、それ以外のものはリサイクルショップ、またはオークションサイトやフリマアプリで売却します。 そうすれば、手間や時間をかけずに最も希望に近い価格で売ることができるでしょう。 ちなみに、ノーブランドの洋食器は新品が安価で買えるため中古の需要がなく、どこも買取は厳しいです。しかしブランド洋食器とセットであれば、多少値段をつけて引き取ってくれる所もあるので、まとめて売りたい場合は見積もりの際に問い合わせてみると良いでしょう。
高価買取が期待できる洋食器といえば、前述でも紹介した通り未使用・箱付きの高級ブランド食器です。しかし、使用済み・箱なしの場合はお店によって価格に大きな差が出ますので、査定の際は1社に限定せず、複数(最低でも3社)の業者から見積もりを取るようにしましょう。 尚、高級ブランドの洋食器といえば数多くの種類がありますが、その中でも有名所で高価買取になりやすいのが以下のブランドです。 ・イッタラ ・ウェッジウッド ・エルメス ・ティファニー ・ノリタケ ・バカラ ・ヘレンド ・マイセン ・ロイヤルコペンハーゲン イッタラ、ウェッジウッド、ティファニー、ノリタケ、バカラ、ロイヤルコペンハーゲン、この辺りのラインナップは引き出物で人気があり、結婚披露宴に出席した時に頂いたという方も多いでしょう。 オークションでよく出回っていますが、買取業者においても流通先が豊富なため、積極的に買い取られています。 エルメス、ヘレンド、マイセンはブランド洋食器の中でも特に高級品として有名です。新品はカップ&ソーサーだけでも2万円~10万円ぐらいしますので、ティーセットで揃えると100万円を超えることもあります。 そのため中古市場でも需要が高く、またこういった高級品は飲食用ではなくコレクション目的で収集している人も多いため、使用済みであっても高価買取が期待できます。
洋食器の買取相場は新品か中古か、人気ブランドかそうでないかによっても変わりますが、比較的状態の良いものであれば元値の4割~5割程度になることもあります。 尚、オールドノリタケなどのアンティーク食器に分類されるものであれば古美術品としての価値も加わりますので、詳しい買取相場を知りたい場合は骨董品の買取も行っている食器買取業者で査定してもらうのが一番明確な方法です。 他にも、ヤフオクやメルカリといった個人間での取引から相場を調べることもできますが、こちらは価格を高めに設定している人、早く売りたいから安めに設定している人などが混在していますので、あまり当てにはなりません。 それにこれらは個人が設定した希望落札価格ですので、正確な相場を知るにはやはりプロに査定してもらい、複数の見積もりを比較することだと思います。 洋食器はブランド名と写真だけでも実物に近い査定額が出せますので、まずはWeb査定を利用して簡単な見積もりを取ることをおすすめします。
洋食器といえば、シチュエーションに合わせてサイズや用途を使い分けるのが特徴です。 こちらでは、そんな洋食器の種類をご紹介していきます。 カップ類ティーカップ&ソーサー 紅茶用のカップです。紅茶の香りと色を楽しむために、広い飲み口と浅めの形になっています。他にも、熱い紅茶を冷まして飲みやすくするという用途もあります。 コーヒーカップ&ソーサー コーヒー用のカップです。紅茶とは反対にコーヒーは温度が低めなため、温度を保てるよう飲み口は狭く、厚手で円筒形になっています。 デミタスカップ&ソーサー エスプレッソ用のカップで、通常カップの半分ほどの小さいサイズになっています。 ちなみにデミタスとはフランス語でデミ(半分)、タス(カップ)を意味します。 モーニングカップ&ソーサー 朝食のコーヒーやミルク用のカップで、通常カップよりも大きめサイズになっています。 カフェオレボウル カフェオレ用のカップで、お椀のような形をしています。洋食器には珍しく、取っ手が無いのが特徴。 兼用カップ&ソーサー ティーカップとコーヒーカップの中間のようなサイズで、紅茶やコーヒーの他にもココア、ミルクなどにも使える用途が広いカップです。 スープカップ&ソーサー スープ用のカップで、取っ手が両サイドに付いているのが特徴です。 マグカップ 紅茶やコーヒーはもちろん、ミルク、スープ、日本茶まで何にでも使える万能カップです。電子レンジで温めることもできます。(非対応のものもあります。) プレート(皿)大皿 メインディッシュ用のプレートで、魚料理や肉料理を盛り付ける時に使います。サイズは25cm前後。 中皿 ケーキ皿やデザート皿とも呼ばれます。デザートはもちろん、前菜やサラダ、ライスを盛り付ける時にも使えます。サイズは20cm前後。 小皿 パン皿とも呼ばれます。小さいのでパンやケーキを盛り付けたり、取り分け用に使ったりと用途が広いです。サイズは15cm前後。 スープ皿 スープ用のプレートですが、中央部分が深いのでパスタやカレー、シチューに使うこともできます。サイズは20cm前後。 深皿 ボウルと呼ばれる底が深いプレートです。サラダやフルーツを盛り付ける時によく使います。サイズは20cm前後。 ポット・シュガー・クリーマーティーポット 紅茶専用のポットです。紅茶の葉が広がりやすいよう、背が低くて底が広くなっているのが特徴。全体的に丸みを帯びています。 コーヒーポット コーヒー専用のポットです。ティーポットとは反対に背が高く、底が狭いのが特徴です。 シュガー 砂糖を入れるための器ですが、密封性がないので長期保存には向いていません。蓋付きのものと蓋なしのものがあります。 クリーマー 紅茶やコーヒーに使うミルクやクリームを入れるための器です。注ぎやすくするため、口が尖っているのが特徴です。
洋食器は引き出物や贈り物の定番アイテムなため、持て余している人が沢山います。 特に結婚式や引っ越しのシーズンになると大量に売却されるので、通常よりも価格が安くなってしまう可能性があります。 せっかくのブランド洋食器なのに、在庫の関係で安くなってしまっては元も子もないですよね。そのため、売ると決めたらなるべく早く査定に出すようにしましょう。 尚、査定の際は複数の食器買取業者から見積もりを取り、比較してから正式に買取を依頼するのがおすすめです。