ブランド食器といえば、結婚式の引き出物や贈り物でとても人気がありますね。結婚祝いでティファニーのブルーボックスマグカップセットを頂いたという方も多いでしょう。 ですが、あまりにも沢山もらうため、気がつけば開封もせずに押し入れに仕舞い込んでいるという方も多いのではないでしょうか。 他にも、食器の数が家族の人数より多いor少ないという理由で使いづらかったり、日常使いには不向きだったりと扱いに困っている方も多いはず… そんな時はいっその事売却すれば良いのですが、未使用ならまだしも中古の食器なんて買い取ってもらえるのか?と気になるかと思います。 結論から言うと、ブランド食器であれば使用済みであっても買取は可能です。しかし、売る場所を間違えると相当低い査定額になることもありますので注意が必要です。 まず、ブランド食器を売る方法として候補に挙げられるのが、以下の3つです。 ・リサイクルショップ ・インターネットオークションやフリマアプリ ・食器買取業者 リサイクルショップの場合は気兼ねなく持ち込むことが可能ですが、売れるのは基本、未使用で箱付きの物に限ります。使用済みや箱なし、セットで揃っていない物は買取不可になりやすいですし、もし未使用であっても店員がその食器の価値をきちんと鑑定できなければ高価買取になることは難しいでしょう。 次にヤフオクなどのインターネットオークションや、メルカリなどのフリマアプリですが、こちらは未使用で最新もしくは流行りのデザインであれば最も高く売ることができます。また、閲覧者が多いため出品して早々に売れる可能性が高いといったメリットもあります。 しかしその便利さから同じことを考えている人は多く、人気のブランド食器は大量に出品されていますので、売れるためには価格を下げたり、送料込みにしたりなど色々工夫してお得感を演出しなければいけません。 それで売れたとしても、食器はかさばるため結構な送料がかかるし梱包も面倒、もし配送途中で割れてしまえばトラブルに発展する可能性もあります。これらのデメリットを考慮した上で、それでも高く売りたい場合はこの方法がおすすめですが、1つ1つ写真を撮って出品・発送するのが面倒という方や、取引後のトラブルが心配という方にはあまりおすすめできません。 最後に食器買取業者ですが、こちらは必ず「ブランド品や骨董品の鑑定ができるお店」で売ることが前提となります。 食器は画像だけでも正確な査定が出しやすいため、まずはいくつかのサイトの無料査定を利用して見積もりを出してもらい、最終的に一番高価査定だったお店に買取依頼をすれば、余計な費用や手間をかけずに高く売ることができます。 しかしここで店頭買取を選んでしまうと、お店に行くまでの時間と交通費が余分にかかってしまうのであまり賢い方法とは言えません。 また、重い食器を持ちながら数店ハシゴするのはかなり労力が要りますので、それらの手間や負担を減らして且つ高く売るためには出張買取か宅配買取を選ぶようにしましょう。 以上のことから、手間や時間をかけることなくブランド食器を高く売るには、 ①ブランド品や骨董品の鑑定士が在籍している食器買取業者数社に無料査定を依頼する ②見積もりを比較し、一番高い査定額を出した所に正式な買取依頼(できれば出張買取)を依頼する そしてもし査定額が見積もりより低かった場合は、他社の見積もりを提示して交渉すると金額がアップすることもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
高価買取が期待できるブランド食器はやはり、未使用で箱付きの状態が良いものです。 いくら高級と言ってもやはり中古の食器は敬遠されます。そのため、もし未使用で保管しているならば、そのまま一度も使用せずに売却することをおすすめします。 また、箱は保管だけでなくブランドの価値を証明する大切なアイテムでもあるので、たとえ汚れが付着してボロボロでも絶対処分せずに食器と一緒に出しましょう。 その他、コレクション性の高いものや廃盤になっているものは流行に左右されず高価買取が期待できますが、引き出物などのお祝いによく使われるブランド食器は時期や流行によって大量に出回るため、価値が低くなる傾向にあります。 特に4月~5月、10月~11月は結婚式が多いため、売るならその時期は外した方が良さそうです。
ブランド食器の買取相場はブランドの人気によって左右されますので一概には言えませんが、カップ単品で約2,000~5,000円前後、カップ&ソーサーセットで約10,000円前後ぐらいです。 これにポットなどのティーセットが揃えば50,000円以上が期待できますが、当然使用済みで傷みや汚れがあれば上記の価格よりガクンと下がります。 また、買取業者によって買取強化しているブランドも違いますので、正確な買取相場が知りたい場合はやはり、数社に査定を依頼して見積もり比較するのが最も簡単で正確な方法となります。
アウガルテンヨーロッパで二番目に古い歴史を持つ食器です。女帝マリアテレジアにより皇室直属の磁器窯に指名されたことから、彼女の名前にちなんだマリアテレジアシリーズが誕生しました。 アラビアフィンランドを代表するブランド食器で、特にムーミンが描かれたシリーズはコレクションアイテムとしても非常に人気があります。 イッタラ北欧の食器らしく、シンプルながらも洗練されたデザインが特徴。料理を引き立たせるにはうってつけです。他にも、鳥の形をしたガラス製の置物のイッタラバードも有名。 ウェッジウッドイギリスの陶磁器メーカーで、ロイヤルドルトンと並んで世界最大級のメーカーでもあります。 コロンビアパウダーのように高価なものから、ピーターラビットやワイルドストロベリーのような比較的購入しやすい価格帯のものまであります。 エインズレイイギリスの洋食器ブランドで、英国らしい気品に満ち溢れた美しいデザインが特徴。お茶会を華やかに演出してくれます。 エルメスファッションアイテムの高級ブランドとして有名ですが、食器においてもそのデザインセンスの高さは目を見張るものがあります。一度は持ってみたい女性の憧れのブランドです。 大倉陶園日本の陶磁器メーカーとして最高峰に位置するブランド洋食器です。芸術性が高く、観賞用として使う方も多いのが特徴です。 クリストフル銀製品の老舗メーカーで、中でもクリストフルのカトラリーは最高級ブランドの銀食器として、世界中の五つ星ホテルや豪華客船で使用されています。 KPMベルリンマイセンと並ぶドイツの陶磁器メーカーです。 KPMとは、Konigliche Porzellan-Manufaktur Berlin GmbHの略で、ベルリン王立磁器製陶所を意味します。 1763年にフリードリッヒ大王によって創立された、歴史と伝統を誇る最高級のブランド食器です。 セーブルフランス・パリの陶磁器メーカーで、生産数が少なく、ほとんどがフランス国内でしか流通していないため、幻の陶磁器とも呼ばれています。 こちらは日本で店舗がないため、最高級のブランド食器として有名です。 ティファニー女性人気NO.1のジュエリーブランドとして有名なティファニー。食器においてもその可愛らしくも上品なデザインは健在です。 淡いブルーのカップに白いリボンをラッピングしたようなブルーボックスは結婚祝いや引き出物の定番となっています。 ナルミナルミは愛知県名古屋市に本社を構える高級洋食器メーカーです。国内ではノリタケに次いで2位のシェアを誇っています。 ボーンチャイナという製造法で作られたシルキーホワイトが有名。 ノリタケナルミと同じく愛知県名古屋市に本社を構える陶磁器メーカーで、日本だけでなくヨーロッパなど世界的に人気があります。 中でもオールドノリタケはアンティーク食器として人気があり、骨董品として10万円以上の価値が付くものもあります。 バカラフランスのクリスタルガラスのブランドメーカーとして、ヨーロッパをはじめ世界中で愛されています。 日本でもその人気は高く、その洗練されたデザイングラスは特別なワインを飲む時にピッタリです。 ファイヤーキングアメリカのガラスメーカーで、オーブンでも使用できる耐熱ガラスが有名。 マクドナルドのロゴがプリントされたものや、ディズニー・スヌーピーなどの可愛いキャラクターがプリントされたものなど、ブランド食器としてはカジュアルな印象を受けます。 フッチェンロイタードイツの陶磁器メーカーで、バイエルン州のシンボルとなっているライオンマークが有名。 創業から絵付け作業は手作業に拘っており、そのデザインはまるで芸術作品のようです。 ヘレンドハンガリー初の高級ブランド食器で、食器の他にもインテリア小物などのデザインも手がけています。 絵柄は一つ一つ繊細な手描きで描かれており、その美しさから多くの王侯貴族に愛されてきました。中でもヴィクトリア女王が愛用していたことから名の付いたヴィクトリアシリーズが有名です。 マイセン高級ブランド食器といえばコレ!と呼べるほど有名なドイツの磁器メーカー。洋食器においてマイセンの白磁は世界NO.1シェアを誇っており、日本でも非常に人気があります。 交差したブルーの剣がトレードマークで、その透き通るような美しい白色と、華やかで独特なデザインは多くの人を魅了します。 ミントンミントンは1793年に創業したイギリスの陶磁器メーカーです。かつてはヴィクトリア女王に「世界で最も美しいボーンチャイナ」と賞賛され、王室御用達にもなったブランド食器だったのですが、その後の吸収や買収の繰り返しでミントンブランドは廃止となりました。 そのため現在では入手が困難となっており、価値も上昇傾向にあります。 リーデルオーストリアのガラスメーカーで、バカラと並んで高級グラスが有名です。 創業者のクラウス・ヨゼフ・リーデルは、グラスのサイズや形状でワインの香りや味が変わると発見した人物でもあり、そのこだわり抜いたなめらかな形状のワイングラスは、まさに究極の一品と言えます。 リチャードジノリイタリアの陶磁器メーカーで、ブランド食器としては比較的安価に位置します。 シンプルなデザインで使いやすいベッキオホワイトをはじめ、可愛らしさとエレガントが融合したイタリアンフルーツやプリンセスローズは女性に人気です。 リモージュフランスのリモージュ地方で生産されている磁器で、白い生地に絵付けしてからさらに焼き付けるリモージュ焼きという製造法で作られています。 純白の白磁や宝石箱などの小物入れが人気です。 リヤドロスペインのバレンシア州に本社を置くフィギュリン(陶器人形)のトップブランドです。 少女や天使、動物などを主なモチーフにしており、観賞用のオブジェとして日本でも人気があります。 ロイヤルアルバートイギリスの陶磁器メーカーで、ヴィクトリア女王の夫アルバート公と、その孫であるアルバート・ジョージ王子にちなんで名付けられました。 「最も英国的な王室御用達のテーブルウェア」としても知られており、その古典的ながらも気品を漂わせる美しいデザインは優雅な時間を演出します。 ロイヤルコペンハーゲンデンマークの陶磁器メーカーで、王冠と三本の波型ブルーラインのマークが特徴。 青と白の色使いを主としており、日本の古伊万里焼の影響を強く受けています。 1908年から毎年続いているイヤープレートが有名で、図案も毎年変わることからコレクション性が高く、日本のコレクターにも人気があります。 ロイヤルドルトンイギリスの陶磁器メーカーで、前述のミントンを吸収したブランドです。 ちなみに創業当時は食器ではなく炻器(陶器と磁器の中間のようなもの)を作る小さな企業でしたが、二代目のヘンリー・ドルトンが飛躍的な成功を収めたことにより、今や世界最大級の陶磁器メーカーに成長しました。 ローゼンタールドイツの陶磁器メーカーで、独創的かつアーティスティックなデザインが特徴。しかし、そんな中にも気品を漂わせているのがローゼンタールならではのセンスと言えます。 オペラ「魔笛」から名前をとった魔笛シリーズの皿は金色の浮き彫りが美しく、白いカップを引き立たせます。 ロールストランドスウェーデンの陶器メーカーで、ノーベル賞授賞式の晩餐会で使用されていることでも有名。 エデンやモナミなど一度は廃盤になったシリーズもありますが、ファンからの強い要望を受けて復刻したほどコレクター人気が熱い食器です。
価値のあるブランド食器は飲食用に使うだけなく、インテリア雑貨やアートに使用することもあります。 そのため、たとえ傷んでいたとしても予想以上の高額査定が出ることもあるので、処分を検討する前に一度食器買取業者に依頼してみることをおすすめします。 特にブランド食器は結婚式や引っ越しなどのシーズンによって査定額が上下しますので、より高く売るためにはそのシーズンを避けてタイミングを狙うのがベストな方法です。