『リモージュ』はフランスの地方都市リモージュで生産されている陶磁器の総称です。 テーブルウェアの他にも、磁器製の小物入れや動物をモチーフにした置物などがあります。 ちなみに、リモージュというのはブランド食器単体の名前ではなく、リモージュ焼という製造法で作られた製品全てを指します。 テーブルウェアだけでなく、花やうさぎなどの愛らしい装飾が施された「リモージュボックス」も非常に人気が高いため、フランス旅行のお土産に頂いたという方もいらっしゃるでしょう。 アンティーク品もコレクターの間で人気があるため、リモージュは高級ブランド食器の中でも特にコレクション的な価値が加わりやすい品となっています。 そのため、リモージュの陶磁器を売りたいとお考えの場合は必ず、アンティークやコレクションの価値を知っている【食器買取専門店】で売るようにしましょう。 専門店ならば国内外のコレクターへの販路を開拓しているので、希少なものであればブランドとしての価値+コレクション的な価値を合わせた金額で買い取ってもらえます。 なお、最近ではネットオークションやフリマアプリを利用して売ることもできますが、これらは個人売買のため、高く売れる可能性がある反面トラブルが起きやすいというデメリットがあります。販売価格を決めるために相場を調べるのも時間がかかるため、まずは食器買取専門店で無料査定してもらった後、フリマアプリなどへの出品を検討すると良いでしょう。
リモージュの製陶所は、1768年リムーザン地方にて磁器製造には欠かせないカオリン(白陶土)が発見されたことによって開設されました。 通常の製造法である素焼きした陶器に絵付けして焼くのではなく、白い素地に釉をした後絵付けし、さらに焼き上げるといった製造法で作られているため、その透き通るような純白の陶磁器は「リモージュの白」と呼ばれ、高い評価を得ています。 リモージュの食器には、かつてナポレオン三世も愛したと言われるほど芸術性の高い「ベルナルド」、19世紀にアメリカから来た貿易商デビット・アビランドによって誕生した「アビランド」、カレールーで有名なハウス食品がスポンサーになっている「レイノー」などがあります。 買取相場は幅が大きく、カップ&ソーサー1客で安いものだと3,000円前後ですが、豪華な装飾が施されているものやアンティーク品だと一気に価値が上がり、数十万円の値が付くこともあります。 特にコレクション性の高いリモージュアンティークは、プロでないとまずその価値を見出せませんので、高く売りたいのであれば必ず食器買取専門店で査定してもらいましょう。なお、買取店にも得意不得意があるため1社だけで決めてしまわず、最低3社ぐらいからは見積もりを取るようにしましょう。 そして査定の際は必ず出張買取を利用すること。運んでいる最中に誤って割ってしまっては意味がありませんので、小さなリモージュボックスを1つだけ売りたい場合でも、出張買取を利用することをおすすめします。