皆さんのお家に長年使っていないブランド食器はありませんか?
自分で購入したけれど、結局使うことなく仕舞っているという人もいれば、結婚式の引き出物で頂いたけれど、趣味じゃないし普段使いしにくいからという理由で一度も箱から出していない人も多いはず…実際にブランド食器はカタログギフトの次によく選ばれている反面、いらない引き出物ランキング2位にも君臨する厄介者でもあります。(ちなみに1位は新郎新婦の名前や写真入りのグッズ)
しかしカタログギフトが登場する以前の引き出物の定番といえば食器でしたし、今でもティファニーのマグカップやバカラのグラスなどを贈る方は多いです。そのため一定の年齢以上の方のお宅には、引き出物のブランド食器が未使用のまま沢山眠っているパターンは多いでしょう。
でもそのまま置いておいてもかさばるだけですし、長年使っていないということは恐らく今後も使う予定は来ないと思います(笑)そのため、使っていない・不要だと思われるブランド食器はいっそのこと、売却してしまうのも一つの手です。
食器を売る方法は色々ありますが、メジャー所は大体この5つです。
①フリーマーケット
②バザー
③リサイクルショップ
④フリマアプリ
⑤買取業者
①のフリーマーケットは日曜日のイベント会場などでよく行われていますね。
専用サイトから参加申し込みを行い、当日は自分のスペースで出店する形です。お客さんと直接交渉するので売れた時の喜びや達成感は1番です。しかしお客さんは買った品を家まで持って帰らないといけないため、ティーセットや大皿など重くてかさばる物は売れにくいでしょう。
また、売れなければ当然持って帰らなければなりませんし、たとえ売れても出店料や交通費などの費用面からあまりプラスにはなりにくいです。
②のバザーは正確には「売る」のではなく「寄付」ですが、一応ピックアップしました。バザーは幼稚園や小学校、福祉施設などに不要品を寄付する形で出品し、売上金は慈善事業の資金として使われます。
自分にはお金が入りませんが、不要だった食器が社会の役に立つ物に生まれ変わるのは嬉しいですね。
③のリサイクルショップは街中にもよくあるので、利用したことのある方も多いと思います。まとめ売りする時には便利ですが買取価格はそこまで高くないので、「いらない物だけれどなるべく高く売れてほしい。」という方には不向きです。
また、たとえブランド品でも箱が付いていなかったり、使用済みで傷んでいたりすると減額または買取不可になる可能性もあります。
④のフリマアプリといえば、メルカリを筆頭にラクマやジモティーなど毎年数多く登場しています。アプリ内でフリーマーケットを完結させるシステムですので、スマホユーザーであればいつでも誰でも簡単に出品ができます。
ヤフオクなどのネットオークションは使い慣れるまである程度かかりますが、フリマアプリは売りたい商品の写真をスマホで撮って、そのまま出品へ進んでいけば完了なので簡単です。
⑤の買取業者というのはリサイクルショップとは別の、いわゆるブランド食器の買取だけを専門に扱う業者のことです。
リサイクルショップは売ることもできれば買うこともできますよね?しかし食器買取専門店は「買取」しか行っていない所も多く、中には店舗を持たずホームページ上でしかやり取りをしないお店もあります。
しかし専門を謳っているだけあって査定員の知識量は豊富ですし、店頭買取の他に出張買取や宅配買取といった複数の買取方法を選べるのも利点です。
以上のことから、
・初心者向け
・比較的時間や手間がかからない
・一度に沢山売却できてかつ高く売れる見込みがある
これらの総合点が高い「フリマアプリ」と「食器買取専門店」についてご紹介していきたいと思います。
フリマアプリでひとまとめにするとわかりづらいので、ここでは最も利用者数の多い「メルカリ」を例に挙げていきます。
メルカリはテレビCMも流れており、数あるフリマアプリの中でも一番の利用者数と出品数を誇ります。そのため、フリマアプリで食器を売るならば絶対にここは外せません。
メルカリのメリットといえば何と言っても出品の簡単さ。スマホで商品を撮影し、必要事項を入力してアップすれば後は売れるのを待つだけ。
販売価格を自分で設定できるので、例えば「1万円以下では絶対売りたくない」という場合はそのように設定しておけるのもメリットの一つ。実際は値下げ交渉が頻繁に来ますが、値下げに応じない場合は予め商品説明欄に「お値下げ不可」と書いておくと良いでしょう。
利用者が多いので、人気のブランド食器であれば出品した数分後に売れることもありますし、古い食器やノーブランドであっても安くすれば売れる可能性があるのも利点です。
自身が希望する金額で売却できるという点から、上記で挙げた5つの中で最も高く売れる可能性がありますが、その反面手数料や送料、発送準備など何かと費用や手間がかかるのが最大のデメリットでしょう。
メルカリは商品が売れた場合、手数料として販売価格の10%をメルカリ側に負担しなければいけません。例えば3,000円で売れたとしても、手数料として10%が引かれるので手取りは2,700円となります。
これだけでも結構売上金が減りますが、もし販売価格が送料込みの場合はそこからさらに600円~1,000円近くも減ってしまいます。
食器は割れ物ですから梱包を厳重にする必要があるうえ重量もあります。そうすると必然的に送料が高くなるわけです。出品の際に送料別に設定することもできますが、そうしたらまず売れません断言できます。
実際に出品されている商品のほとんどは送料込みのため、ユーザーもそれに慣れています。ですからよほど希少なものでない限り、高い送料を払ってまで買いたいとは思われにくいのです。
また、売上金はすぐに現金にできるわけではないのもデメリットの一つ。
メルカリでは1万円以上の売上金があれば手数料無料で振込可能ですが、9,999円までは210円の振込手数料がかかります。売上金をポイントに交換すればメルカリ内でお買い物が楽しめますが払い戻しはできませんし、有効期限も一年間と設定されています。
そのため、今後も頻繁にメルカリを利用するならば問題ありませんが、そうでないならあまりお得なシステムとは言えないでしょう。
では次に食器買取専門店で食器を売る場合のメリット・デメリットについてご紹介していきます。
食器買取専門店のメリットはやはりプロが査定するという点です。知識のないアルバイト店員が査定することは絶対にないので、その商品のブランド価値や相場に見合った買取価格を付けてくれます。またその点から、たとえ箱や保証書が無くてもどこのブランドのものか鑑定してくれますし、古くて使用済みであっても買取は可能です。
そして業者の中には、出張買取を希望すれば自宅まで無料で査定に来てくれるのもメリットの一つでしょう。
食器は重くて運びづらいうえ、万が一落としたりぶつけたりしたらどんなに高価なものでもゴミ箱行きです。そのため敢えて宅配買取や店頭買取を行っていない業者もあるほどです。出張買取ならば希望した日時に自宅で待っていれば売却できるので安心ですし、どんなに高額でもその場で支払ってくれるのですぐに現金を手にしたい方にもおすすめです。
メリットを見ると一見いいことづくしな気がしますがデメリットもあります。それはメルカリよりも高く買い取ってもらえる確率は低いという点です。
メルカリは自分で販売価格を設定できるので、上手くいけば予想以上に高く売れる可能性があります。しかし買取業者は買い取った品を転売することで利益を得ているため、仮にメルカリなら5,000円で売れる食器があったとしても、それと同価格は付けられないのです。
しかし食器は出品すれば必ずしも売れるわけではない点や、送料や梱包代が思いの外かかって赤字になることもある点を踏まえれば、メルカリ=買取業者よりも高く売れる図式はあまり当てはまらないと思った方が良いでしょう。
上記のように、メルカリにも食器買取専門店にもメリット・デメリットがあります。
そのため、自身の目的に合っているのはどちらか?双方を見比べると答えが出ると思います。
・販売価格を自由に設定できる
・買取業者よりも高く売れる可能性あり
・ノーブランドの食器も出品できる
・送料込みの方が売れやすい反面、送料は高い
・出品から梱包、発送まで全て自分でしないといけない
・売上金を手にするまで時間がかかる
・出品すれば必ずしも売れるわけではない
・プロが査定してくれるので安心
・ブランド食器であれば何でも買取OK(ネーム入りは不可)
・出張買取なら費用も手間もいらず売却できる
・買取成立したその場で現金にできる
・ノーブランド食器は基本買取不可
・基本的にメルカリよりも高く買い取るのは難しい
2つにはこのような違いがありますので、多少の手間やリスクがかかってでも高く売りたい場合は「メルカリ」、手間や費用をかけずに安心して売りたい場合は「食器買取専門店」というように区別すると良いでしょう。
業者の買取価格はメルカリよりも低くなりがちですが、それでもやっぱり高く売りたい!というのが皆様の本音だと思います。そのため、買取業者に依頼する際は予めWeb無料査定を利用して見積もりを取っておくことをおすすめします。
そして比較して最も査定額が良かった所に出張買取を依頼し、当日に価格交渉してみると意外と金額アップすることもありますので、話し上手な方は是非チャレンジしてみてください。
それでもし満足のいく価格になれば買い取ってもらい、無理だった場合はキャンセルしてメルカリに売るという流れが、食器を売るにあたってのベストな方法と言えます。